「――――ほらっ、さっさとやりなよ。約束でしょ?」
そう言いながら目の前でニヤリと微笑む悪魔のような性格の女。
その周りで逃げないようにと待機する、彼女の取り巻き。
彼女達の後ろ、机の周りに集まっている男子達は先程から期待と性欲の混じった目でチラチラとあたしの方を見ている。
無理もないと思う。だってあたしは今、手首を縛られ、大きく足を広げられた格好で教壇の上に乗せられているのだから。
きっと今の光景を見ているクラスメイト達にはあたしの下着が丸見えになっている筈。
――当然、あたしは彼女の言っている約束なんて交わしていないし、そうさせられた覚えも無い。
きっと彼女、もしくは取り巻き達が『ただの暇潰し』という理由でそういったことを考え、こうなるように仕組んだのだろう。
こんな状況だと言うのに、クラスの女子は助けるどころかあたしに向けて不快な視線を投げかけてくる。
まるで、さっさとこの光景を終わらせて欲しい、とあたしに向かって言っているかのように。
「・・・・・・はぁ。あんたって本当に何も出来ないのね」
腕を組み、ため息を吐きながらそう呟く彼女に、両手を縛っている時点で大抵の事は出来なくなるって事、想像つかないの?と心の底から訊いてみたい。
・・・まぁそんな事を言うと更に面倒で厄介なことになるのは目に見えてるから、 口を開きはしないけれど。
「ふふ、いいわ。ならあんたの代わりにあたしがやってあげる」
そう言うと、目の前に立つ女・・・滝本梨々(タキモト リリ)はポケットから小さめのカッターナイフを取り出した。それを見た男子集団の方から、小さく歓喜の声があがる。
これはただの想像だけれど、恐らくそれで下着を切り裂くつもりなのだろう。
誰が考えたのかは知らないけれど、彼女達なら我ながら名案、とでも思っていそうだ。
そう言いながら目の前でニヤリと微笑む悪魔のような性格の女。
その周りで逃げないようにと待機する、彼女の取り巻き。
彼女達の後ろ、机の周りに集まっている男子達は先程から期待と性欲の混じった目でチラチラとあたしの方を見ている。
無理もないと思う。だってあたしは今、手首を縛られ、大きく足を広げられた格好で教壇の上に乗せられているのだから。
きっと今の光景を見ているクラスメイト達にはあたしの下着が丸見えになっている筈。
――当然、あたしは彼女の言っている約束なんて交わしていないし、そうさせられた覚えも無い。
きっと彼女、もしくは取り巻き達が『ただの暇潰し』という理由でそういったことを考え、こうなるように仕組んだのだろう。
こんな状況だと言うのに、クラスの女子は助けるどころかあたしに向けて不快な視線を投げかけてくる。
まるで、さっさとこの光景を終わらせて欲しい、とあたしに向かって言っているかのように。
「・・・・・・はぁ。あんたって本当に何も出来ないのね」
腕を組み、ため息を吐きながらそう呟く彼女に、両手を縛っている時点で大抵の事は出来なくなるって事、想像つかないの?と心の底から訊いてみたい。
・・・まぁそんな事を言うと更に面倒で厄介なことになるのは目に見えてるから、 口を開きはしないけれど。
「ふふ、いいわ。ならあんたの代わりにあたしがやってあげる」
そう言うと、目の前に立つ女・・・滝本梨々(タキモト リリ)はポケットから小さめのカッターナイフを取り出した。それを見た男子集団の方から、小さく歓喜の声があがる。
これはただの想像だけれど、恐らくそれで下着を切り裂くつもりなのだろう。
誰が考えたのかは知らないけれど、彼女達なら我ながら名案、とでも思っていそうだ。