バンっ!!!!


「つぐみ!!!」

『おぉ!!なんだ!敵襲か?!母上!』

そう、大きな音をたて入ってきた人は、この物語の主人公の母親である。

この親にしてこの子ありというように、母親も美人であった。

綺麗な痛みがない長い黒髪に、少しきつい印象をあたえる主人公と反対なつり目。
綺麗な鼻筋に薄いピンク色の唇。
胸は大きいが腰はくびれており、足もすらっとしている。
本当に高校生の娘がいるのか、いや、子供もいないようにみえる。

「やぁ、つぐみ。僕もいるよ」

『パパ様?!なぜここに?!』

次に顔を出した男性。
そう主人公の父親である。

焦げ茶色のふわふわとした髪に、主人公と同じタレ目に左目の下の泣き黒子。
やはり鼻筋は綺麗に通っており、唇は少しふっくらしておりそれがまた色気がある。
主人公は父親似なのだろう。
それにモデルのように足はとても長くすらっとしており、背はとても高い。

この父親も高校生の娘がいるのかというほど若くみえる。