5ヶ月がたった。

季節が変わって春になった。



クラス替えはあったものの

あたしと理沙は変わらず同じクラス。

変わったのはそこに拓矢が加わったことだ。




あたしに告白して来る人はずいぶんと減った。


それは拓矢も同じなようで

契約してからはちゃんと学校に来ている。




理沙に契約のことを打ち明けると

「なんだ~つまんないの。」

と言っていた。




理沙は契約のことを知っているので

放課後は理沙と拓矢とあたしの3人で帰る。




理沙のデートがある日は拓矢と二人だが

もう何の抵抗もない。




契約は続いている。


あたしが破ることはないのだけれど

こんなに続くとは思っていなかった。





拓矢の隣は

思ってたよりずっと居心地がいい。