「?…はい、そりゃあ」



「っ、」



真顔で言うちょこちゃんに、聞かなかったら良かったってちょっと後悔する



ちょこちゃんは可愛いことをたくさん言うし、するんだけど…



全部不意打ちすぎて俺の心臓もちそうにない




「…ちょっと来て?」


ちょこちゃんの手を引き、廊下を抜けていく




「え、ちょ、先輩っ?」


戸惑うちょこちゃんに申し訳ない気持ちになるも、早く他の男の視界から抜けさせたい




さっきからずっとしてる視線には気づいてる


好奇だとか、…嫉妬だとか



ちょこちゃんが言ってることはこれだと思う