「無理矢理なっちゃったんだよ〜!!」



わたしたちが応援団になった経緯を話すと、笑いながら納得した千葉。



「無理矢理とか言っても、茉乃は最終的にやる気満々で頑張ってそうだよな!」



だから茉乃は大丈夫だよ!なんて笑っている。



「利世はまぁ…最後までやりたくないって言ってそうだけど…」



でもなんとか頑張れ!なんて、これまた笑っている。


何がそんなに面白いのだろうか←


そんなこと言いつつ、笑ってないと千葉らしくないんだけどね!


千葉はハチマキを巻いているくらいだし、多分立候補というやつだと思う。



「千葉はこういうの全部楽しめるもんね〜!」


「おうよ!」



千葉にそう言いながら、私自身もなんだか楽しくなりそうだな、なんて考えてしまう。


応援団、朝とか放課後とかにも仕事があってすごく大変そうだけど、その分やりがいがありそうだし。


それに、組は違えど千葉と一緒に応援団だし、利世も瑞季くんもいるし、なんてったって真悠くんと同じ組だし…


あ、やばい。考えるとにやにやしてしまう。


にやにやが抑えきれないまま突入した応援団練習。


楽しくなりそう!というわたしの期待は、そこで粉々に朽ち果てることになる。