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「あっ!真悠くーん!!」



はい、おはようございます!今日も変わらず朝一に真悠くんとのご対面です。



「真悠くん!昨日は傘ありがとう!!」



わたしは昨日貸してもらった傘をお礼の言葉と共に真悠くんに差し出した。


お母さんが"かわいい袋にいれてあげるわね♪"と語尾に音符マークをつけながらかわいい袋に傘を入れてくれたので、今日の女子力は抜群なはず!!!!


何も言わずに受け取った真悠くん。その瞬間真悠くんの隣に別の顔が現れた。



「ハルー!茉乃せんぱーい!おっはよー!」



真悠くんと一方的に肩を組み、朝から明るい挨拶を披露するのは真悠くんの親友の瑞季くん。



「あ!瑞季くんおはよ〜」


「はよ瑞季。お前なんか機嫌よくね?」



ねぇみんな今の聞いた!?今の真悠くんの瑞季くんに対する"はよ"かわいすぎだろぉぉ!!



「え?そう?普通だぜー!」


「絶対普通じゃない……」



2人の仲の良い会話がなんだか微笑ましい。



「ハル、そのかわいい袋なに?」


「傘」


「傘ぁ?」



真悠くんが持っている袋に気づいた瑞季くんは真悠くんの返答を聞いて不思議そうな顔。


真悠くん、説明がなさすぎるんだなこりゃ。