とか言うと思った!?!?!?
瑞季くんは真悠くんと同じクラスなんだよ!?
3階で別れてさっさと自分の教室に戻るわけないじゃないですかぁ〜!
4階まで行くに決まってるじゃない!!
あれだよ!あれ!瑞季くんを送るついでってことで!!そう!ついで!!!
「真悠くーん!!」
真悠くんと瑞季くんのクラスまでたどり着いたわたしは真悠くんをひと目で見つけてすぐに呼ぶ。
さっき言われたことを思い出して、覚悟しとけ!なんて心の中で真悠くんに宣戦布告しながら。
「え…先輩…?」
「真悠くーん!!」
はい、いつものきた。明らかに嫌そうな顔をする。
でもわたしは知ってる。
そんな顔をしながらちゃんと来てくれること。わたしを本気で突き放したりしないこと。
その優しさを。
「何ですか先輩」
だからごめんね、真悠くん。
「会いたかったから!」
絶対に好きにさせて、好きって言わせるって決めたから。
「はいはい」
その優しさにつけ込むよ。