「おはよー!真悠くん!」
「……おはようございます」
はい。みなさんお気づきの通り今日も昇降口で真悠くんと遭遇。←意図的です。
「今日もいい天気だねぇー!」
何も言わずにローファーから上履きに履き替える真悠くん。
「ねぇ、真悠くん聞いてる?」
「…………」
「無視しないでー!!」
「……うるさいです先輩」
そこでやっと顔をあげてくれた真悠くん。
そこでわたしは本題を切り出す。
「わたし真悠くんに伝えたいことがあるんです!」
「なんですか」
「(・ω・)ノ<宣誓!!真悠くんにわたしとの運命を信じてもらいます!」
は?というような顔でわたしを見つめる真悠くん。
そんな顔もイケメンなんて罪な男…
「昨日の96%!信じてくれてないでしょ!」
「……あぁ。あれか」
真悠くんは少し考えて、きちんと思い出した様子。
「先輩、俺はそんなの信じないって言いませんでした?」
言われたよ!言われたけども!!!
「それでも諦めないことにした!!絶対に信じてもらうって決めたんだから!」
わたしがそう言っても真悠くんは真顔のままで言った。
「信じませんけど、でも仮に俺が信じたとして何になるんですか。信じたところで好きじゃなかったら何も変わらないですよ」
……確かに。
真悠くんの言葉を聞いて一瞬納得してしまったけれど、
「だったら!だったら好きにさせるもん!ぜーったい好きって言わせてやるもん!」
気を取り直し、胸を張ってそう言ったわたし。