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「だってー!ひどくなーい?そこまで言わなくてもいいじゃん!!昨日頑張って計算したのにぃー!!」


「まぁまぁ落ち着きなって」



さっき真悠くんに言われたことを一語一句変えずそのまま、きっちり真悠くん風に紗枝に伝えた。
我ながら、けっこう似てたと思う。うん。


そしてもう半泣き状態で紗枝に救いを求めた。



「茉乃さぁ、そもそもその占いの結果で"運命だぁー!"って言ったら、あの成瀬くんが素直に"そうですね!運命ですね!"って言ってくれると思ったの?」



よく考えれば、真悠くんの今までの態度を見ても運命とか信じなさそうだし、まず真悠くんがわたしにそんなこと言ってくれるわけなかったよ…



「うぅーそう言われれば確かに…真悠くんがそんなこと言ってくれるわけないよね…」


「ねぇ茉乃、あんたこれくらいでわたしに泣きついてどうすんの?今までだって冷たくされてきたんだし。ずーっと懲りずにやってきたと思ったら、ここで…?」



……そうだよ!こんなことで落ち込むほどわたし弱くないよ!!今までだって冷たくされてきたじゃない!もう慣れたもんだよ!!