「……先輩、なにがそんなにすごいんですか」



表情をまったく変えることなくそう言い放った真悠くん。



「え!?なにがって……」



これこそがポーカーフェイスというものか。恐るべしポーカーフェイス。



「だって!これは名前で占うんだよ?生まれて名前が決まったときから真悠くんとわたしの相性は96%だった!運命だよ!!」


「運命……?」


「そうだよ!運命!!」



そう言ったわたしをまたまたポーカーフェイスで見つめる真悠くん。



「そんなことで運命運命言ってたらキリないですよ」




ガ──ン|||||/( ̄ロ ̄;)\|||||||




何を考えているのかと思えば…



「真悠くん…運命とか信じられない…?」


「信じないですよそんなの。訂正してください。これは運命じゃありません」



運命じゃ……ない……?



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