下駄箱で鉢合わせた真悠くんは今日も相変わらずかっこいい♪
「真悠くん今日もかっこいいねぇ!好き!」
「何回言えば気が済むんですか」
こんなに毎日ほめたたえているのに、真悠くんは表情を変えずに塩対応。
それでもわたしはめげないぞ。
「真悠くん好き〜」
「先輩の好きは聞き飽きました」
だって…しょうがないじゃない。
「…好きなんだもん」
「……はぁ」
真悠くんのとても豪快なため息はこのわたしの耳にもしっかりと聞こえていたけれど、そんなの関係ない。いつものことだもん。気にしない。
「せっかく偶然会ったんだし教室まで一緒にいこうよ!」
「せっかくとか偶然とか言わないでください。毎朝教室まで一緒に来てるでしょ」
「まあまあ、細かいことはいーのいーの!」
そうなんです。わたし、毎朝真悠くんが来るであろう時間帯に登校してきています。キモイですか?それでもいいんです。好きだから!!