綾乃は見ていたふたりに言った。



ふたりはさっきまでヘラヘラ笑っていたのに、今は顔がひきつっていた。



「え、でもちょっとやりすぎなんじゃ…」



「うちも…先生にバレたらやばいし…」



もごもごしゃべって、綾乃と目を合わせようとしなかった。



「お前らもこのブスと同じことされたいの?」



その声は冷たく、彼女の目はすごく怖かった。



ふたりはびびって、「ごめん、」と言い、私の方に近づいてきた。







そして、3人からいろいろなところを蹴られた。



まだ、呼吸も整っていないのに頭や腹や足をガンガン蹴られた。