それから私は毎日いじめられた。




朝学校に来れば、上靴がなかった。



教室に入れば、机にはマーカーペンで「死ね」「ブス」「気持ち悪い」「ゴミ」などが書いてある。



時には教科書がなく、リコーダーがケースから出され、ゴミ箱に入れられている時もあった。



そのたび私は泣いた。



素直に、悲しかったから。












私の唯一の友達である、りなは、直接的には何もしなくていつも見ているだけだったけど、メールや電話はしてくれた。



「大丈夫?」と、メールで送られてくる時もあった。



たったそれだけでも、私は嬉しかった。



りなに助けは求めなかった。



それは、大好きなりなに迷惑をかけたくなかったから。