そして、30分後。



鏡を覗く。



そこには別人がうつっていた。




「え…これ、私?!」



自分でもビックリしてしまう。



メガネは外して、コンタクトにし、約5年間ずっと変わらなかったおさげは、頭の上でポニーテールにした。



あの地味で暗い私とはかけ離れていた。




「ありがとうりなちゃん!ほんとに、りなちゃんすごいよ!」




「全然だよ~!!」





そういったりなちゃんは、少し顔を赤くして照れていた。