滉は観覧車が一番高い所を狙ってか、私の頬にキスを。

それを写真に、さらには碧斗に送ってしまった。

見るのが碧斗だけに、もう地獄だと思えてしまい落ち込む。



「 滉君~ なんでなの~ 碧斗だよ?怖すぎるから 」

「 大丈夫、碧斗だからだよ 」



大丈夫じゃないってば~

なんでチュッてしたのよ……


碧斗、今頃怒ってるだろうなぁ……



その頃の碧斗は、滉からの写メを見てブチッとキレていた。



「 碧斗? 何、急に怖いぞ 」



碧斗は、高校からの友達、七聖と凌と一緒にデパートに来ていた。



「 なぁ 碧斗~ これ黒が無難だよなぁ?」

「 凌、服くらい好きに選べ!俺はそれどころじゃないんだよっ 」

「 凌、碧斗は今ダメだ、怒りマークだらけだからな 」



七聖に言われた凌は碧斗の機嫌が悪いと察して自分で決める。

碧斗は滉に電話するが、切られるか、無視されイライラが募るばかり。



「 アイツ~ 許さねぇ!!」



突然叫ぶ碧斗に、七聖らは落ち着けと碧斗をなだめてフードコートへ。