「ライラおばさまの別荘よ!」 「うん。知ってる。」 じゃあなんで聞いたのよ! 「まさか!ルル!あなたまでシェルズ様とお見合いしろって言うの?!」 ルルに本気で止められたら敵わない!身長も私よりずいぶんと高くなったし、なによりも普段のトレーニングのおかげで頼もしく育った自慢の弟!! 私のことを抱えあげるのも楽勝だわ。 ルルはぶつぶつとつぶやく私をみてため息をつくと、私を抱え上げた。