「ねぇ…百合ちゃん…」

「……！佑彩ちゃん、どうしたの？」

「…あのさ、真冬が殺されたこと、どう思ってる？」

「え？どう？……そりゃ、悲しかったよ？」

「じゃあさ。城ノ内冬華を、殺さない？」

「…え？…なんで？」

「だって、彼女が指揮して、8組は死んだんだよ？
…全く関係のない真冬だって。
どう考えてもおかしいよね？なんで、無罪の人間まで殺すの？」

「佑彩ちゃん、それは…」

「だから、一緒に殺そうよ。」

「え…、嫌だよ…」

「なんで？大丈夫。…誰にも言っちゃいけないこと、言っていい？」

「言っちゃいけない…こと？」

「そう。いいでしょ？」

「でも、殺すのは…」

「それは、今じゃなくてもいいから。これだけ。」

「…わかった…」

「誰にも言わない約束、ね？」

「う…うん。」

「…………………………………ってことなの。」