「今、思ったんだけどさ…。
何で、私たち狙われないのかな…?
だ、だって!私たちは他のクラスに恨みがあっても、
他のクラスの子達にはあったかわからないよね…?
なんで、狙われないんだろう…!?
それが、無性に怖い!怖いよ…!!」


…コイツが話したの初めて聞いた。

コイツの名前は、清水佑彩。
私の中の印象は、『本が友達』。

特に目立った発言もなければ実績もない。
だが、頭はきれるやつのようだ。


「私…、次のやつ。私も協力させて!
……今まで、このクラスなんて、どうでもいいや。
だなんて、思ってた私がバカだったと思う!
ううん…どうでもいいなんて、思ってない!
ずっと怖かった!……冬華ちゃんが、言葉で人を殺めていくのを見て…!
もしかしたら、私もこうなっちゃうのかな…なんて思ったら怖くて!
とりあえず、自分の命だけ守れればいいや…なんて思ってたのっ…!」

お、思ってもいなかった謎の告白…
…これで、良かったのかな?

とりあえずは、なんか協力してもらえそうだからいいかな。


「分かった。ただし、このゲーム名に従順なことはしないことだ。」

「分かってる…!…勝ちたいからっ…!」


「分かったから…な?」
私はみんなに問いかけた。





みんなは、コクっと頷いた。







さて、みんなもちゃんと考えてからにした方がいいと、こんな子みたいに…