「純さん…戻ったよ。」




「ふっ、桜こちらへ来い。」





隣をぽんぽんと叩く純さんの元へ行った





「すまないな桜。俺も急ぎすぎた。」





私はふるふると首を振った。





「私の方こそごめん。」





「ふっ、もういい。そんなに落ち込むな。」





純さんはぎゅっと抱き締め頭を撫でてくれる。





「桜…俺は明日から戦に出なければならない。」





「えっ!?なんで!」





「こちらもそろそろ領土を広げんと苦しくなってきてな。」





「そ、そんな…」





「大丈夫。俺は強いんだぞ?絶対に負けん。」





そのとき頬になにか生暖かいものが伝った





「っ!?桜泣いてるのか?」





「え?」





私は目をこする







え、何私泣いてるの…?