私たちが、屋敷へ戻るとゆうしさんが来ていた





「桜様、狐珀様おかえりなさいませ。」





「あぁ、どうしたんだ?」





「はい。もうお戻りになっても大丈夫です。こちらで話をつけておきました。」






「ありがとうございます!」








「で、なんと説明したんだ?」







「はい。怖くなってしまったとだけお伝えしておきました。」






「そうですか。ありがとうございます」





「殿も冷静になってお考えになったようです。すまなかった。と伝えてくれと。」





「は、はぁ…」






「では。戻りましょう。」






「狐珀、その薬を飲んでおけ。多分……。」





「うっ、分かりました。」






「ではまいりましょう。」






私は薬を飲み、馬に乗って純さんの元へ帰った