両親の離婚。


好きだった兄が実は従兄妹だったこと。




悩みが一気に生まれた気分。


もやもやが晴れない。



こんなんじゃ勉強も手につかない…





「今日も早いねぇ」





大きなあくびをしながら教室に入ってきた先生。





「…の割に手が進んでないみたいだけど。
何かあった?」





すぐに私の異変に気付く。何なんだこの人は。

どうしてわかるの?





「先生には…関係ないことなので」





言ってて自分でも冷たいな、と思う。


思うけど実際そうなんだもん。





「保健室ってさ、怪我人もそうだけど…悩みを抱えてる子も結構来るんだよ」





…だから相談に乗れるって?


でも言えないよ…たとえ第3者でも言い難い。