灯火はいつも一人で抱えるから怖い

自分がどんなに辛くても言わないし聞いても言わない  

頼ってくれない

でもあの日公園を通り過ぎようと思ったら

ブランコに灯火がいた

それもやけに憂鬱そうに悲しそうに

「灯火何してんだ?」

俺がそう言って近づくと灯火は泣き出した

俺は最初はどうしていいかわからずたまたま持っていた

金平糖をあげた