「……ねえさらちゃん。ショッピングモールで、笹村にさ…」 「はい。そのことなら師匠から聞きました。」 「…ほんとに、なにもないから。告白もちゃんと断ったし、あとからいろいろ誤解されるようなこともなにも……」 「わかってますって。」 心配そうな顔で、必死に訴えてくる先輩。 「そっか。……わかってるなら…いいんだけど。」