ていうか、…く、苦しい。
酸素が……っ!
苦しくて思わずモゾっと動いてしまった。
やば…!
「ん?あれ、なんかベッド動かなかった?」
「え?気のせいですよ。俺ベッドの上に乗ってるけどそんな感覚なかったし。」
「ふぅん。」
そのとき、先生から見えないところで先輩が布団をちょっと持ち上げてくれた。
一気に酸素が流れ込む。
ああ〜。死ぬかと思った。
「ていうかいつまでここにいんの!さっさと教室に戻りなさい!」
「えぇーいいじゃん別にここにいたって。」
「だぁめ!早く教室行って!」
「んだよ先生みたいなこと言いやがって。」
「先生だけど。」