入学式が終わり今は校門でマリーとサファイアとカルマとスズを待っている。



「スズ君、遅いね」



「道に迷ってるかもなぁ・・・」



なかなか来なくて正直心配だ。



「あそこにおられる方はスズ様ではないのですか?」



「あっ!」



「サラちゃんとルナちゃんもいる!」



下駄箱にスズらしき影が見える。


多分、迷ってたところをサラとルナに見つかり引っ張られてきたんだろう。


いや、正確にはスズとルナをサラが引っ張ってきたのだろう。



「レンお兄様!」



「レン兄様!」



サラとルナが走ってくる。