「許せない……許せるものか……モンスターまでも俺を……」
ぶつぶつと暗い夜の中呟いていると
何人かの人に囲まれる
ヤンキーの集団だ
「てめぇうるせぇよ何独り言言ってんだ?てかお前モンスターじゃん」
彼らはバットや鉄パイプを持つ
そんな物俺には効かないのに……
そして殴りかかって来る……が
俺は片手で掴み投げ飛ばす
「っ!くそ!」
先程殴りにかかってきた奴の頭を掴み上げ
握り潰そうとしたその時ボスらしき人が現れる
「!!ボス!……助けてくだせぇ!こいつ強すぎる!!」
ボスはニヤッと笑い俺の方を見る
「君……人を恨む目をしているね……どうだい?ここのリーダーとして生きるのは?……」
こいつらが話している事やそんな誘いも本来ならどうでも良い
けどボスが言った言葉は確かに合っていた
俺は前から人間は嫌いだ我々モンスターの敵
だから恨んでいたさっきもモンスターであっても裏切られた
彼らも裏切るのでは無いかとも思ったが
この人達もその人を恨む目をしている
「………裏切ったら……即殺りますからね?」
「もちろん……それで良い」