ま、いーや。

「はい」
とあたしが渡した。

「…」

れ、礼もしないの!?

なんて奴だ…

素っ気ない対応をしてきた男子は楠原巧海

彼もバスケ部なんだけど全く気持ちがよめないんだよね…

しかも、中学の時からずっと同じクラスだし…

「苺虹〜?なんでそんな固まってんの…?」


「…へ?い、いや、何でもない!!!!!!」


あたしが焦って返事をすると愛美は怪しそうに私を見た



「もしかして苺虹…巧海の事、」



「わーーーー!それ以上言わないで!!!!!!」

かなり大きな声を出したから周りの人が全員こっちを向いた