「違うよ?私は楠原くんと望んでキスをした訳じゃ…」


「そんなの言い訳じゃん!!!!!!」


ビックリして5秒間くらい息ができなかった。

「知ってるよ…めぐちゃん、巧海のことが好きなんだよね…?」

「…っ!」

「だったら良かったじゃん。望んでる訳じゃなかったとしてもキスできたんでしょ…?」

私は何も言い返せなくて、

れなちゃんがその場から立ち去ってからもずっとその場に立ち尽くしていた。