悩んでいる間に昼休みが来た。

愛美にそれを言うと

「なにかされるって！行かない方がいいよ！」と言われたが行かないと申し訳ない気がして…


結局私は女子トイレへと向かった。

トイレの中の様子を見るとそこには既にれなちゃんは立っていた。

そしてトイレに入って

「どうしたの？れなちゃん」

と言うと

れなちゃんがスマホの画面を私に見せてきた。

「これ…めぐちゃんと巧海だよね？」

そこには昨日の放課後私が押し倒されてキスされている様子が写っていた。

れなちゃんの様子を見るととても辛そうな顔をしていた。

私はれなちゃんの質問に答えることが出来ずただ無言で下を向いていた。

「やっぱり…」

と言い、れなちゃんは一瞬苦虫を噛み潰したような顔になったがすぐに満面の笑みに変わった。

「2人ともお似合いだよ？幸せにね。」

とれなちゃんは言い、その場から立ち去ろうとしたから、私はとっさにれなちゃんの腕を掴んだ。