「沙羅ごめん、遅くなって。
スーパー混んでて時間かかっちゃった」
え、、?お隣さん??
しかも今、沙羅って呼んだ?
「てか、おじさん誰?
これ以上無理な勧誘するなら警察呼ぶけど」
お隣さんは私の肩に手を回しながら、
ドスの効いた声で新聞屋を睨んでいる。。
なんか、こっちも怖い、
新聞屋も警察という言葉に焦りを隠せない。
「沙羅もう中に入ろう。」
そう言うとお隣さんは強引に私を部屋へ連れ込んだ。
「あ、あの!」
「静かに。まだあいつ外にいるかもしれないだろ」
あぁ、この人は困っている私を助けてくれたんだ。
「よしっ、行ったみたいだな」
「あ、あの!ありがとうございます。
助けてくれて」