---ピンポーン
ん?誰かお客さんかな??
「はーい!」
この後、私はとんでもなく後悔をする。
どうしてあの時、インターホンを確認しなかったんだと、
なんのためらいも無くドアを開ける私。
ガチャ
「こんにちは。新聞屋でーす。」
「こ、こんにちは」
「もしかして君、越してきたばかり?
最近色々ぶっそうだから気おつけなよ?」
「あ、はい、あの、なんのごようですか?」
「お姉さん新聞読まない?今なら1ヵ月半額にするからさ~どうかな?」
そう言って攻めよってくるおじさん。
正直いって怖い。誰かたすけて!!!
「け、けっこうです。すみません」
ドアを閉めようとしたら、
強引にドアに手を掛けてきた。
「もしかして一人暮らし?」
「あ、あ、あの、えと、、」
もう嫌!怖すぎて声が出ない。
答えないでいると、空いている方の手で私の手首を掴みはじめた。
い、嫌!!掴まれている方の手が震え出した。