先輩からのメールを見てはいたが、行けなかった。 あの時、引き止めなかった俺が今更何を言えばいいんだろう。 俺は前みたいに他の女の子と遊び回った。 この寂しい気持ちを埋めたくて。 最近、よく遊んでいるのは木下真澄だった。 真澄は、野球部のマネージャーだ。 その目的は徹のことが好きだからと言っていた。 中学の頃は徹のファンクラブの会長だとか言っていた。