「海斗くん?」


俺の目の前に立った人、
かなりモテてるって噂の阪井 千奈。


てか、なんで俺の名前知ってるの?


「海斗くんだよね?あたし…さか…「阪井さんだよね?」


一応微笑んどく最低な俺。

「…知ってたの?嬉しい。」


顔を染まらせながら笑う阪井さん


うぉ…可愛い…


これでほとんどの男がおちるのか??


「いや、誰でも知ってるでしょ?だって阪井さんモテモテだもんね?」


心のこもってない笑顔。


だってこの人…の言いたいことがなんとなく分かるからさ…


「あぁ…そう?でも、海斗くんだってモテるじゃない?」


「んなことないよ?てか、俺になんか用あんじゃないの??」


「あ…う、うん。」


照れながら下を向く阪井さん。


「あたし…海斗くんのこと好きみたいなの…」

告白か…


「ごめん。俺、彼女いるし…阪井さんのこと知らないし…」


俺は、断るならはっきり断らなきゃ気がすまない…


だから、言いたいことをはっきりと伝える。


「知ってるわ……でも…!」


えっ…?