「千紘ちゃんおっは~☆」
「相澤さん…」
「やだなー陽でいいって!」

陽、とかなんか新鮮。
昨日の傷は絆創膏で見えなくなっていた。

「あの…さ、昨日どうだった?」
「ああ、今日今後どうするか言われるって。もしかしたら退学かもしんね~って。」

退学…
その言葉が頭を駆け巡った。
なんで心配するんだろう。
好きでもないのに。

好き…
好きじゃ…
好きじゃないのに。