「学年トップの成績の凌ちゃんに勉強教えてもらえるなんて。よかったわね、実桜!」


お母さんが私に恥をかかせてくれたお陰です! お母さん、グッジョブ!


「じゃあ凌に言っておくわ。曜日や時間は2人で相談してね」


「はいっ! おばさま、ありがとうございます! ゆっくりしていってくださいね」


私は丁寧にお辞儀をすると、天にも昇るような気持ちで2階への階段を駆け上がった。


凌ちゃんが、家庭教師してくれる!


凌ちゃんと部屋で、ふたりきり!