「やだ。もしかしてまなみ…」

「んー?」

わたしは彼への気持ちを諦めていたけど、ゆいの話を聞けば聞くほど興味を持ってしまった。

だからか話を聞くだけで緊張する…。


緊張で喉が乾いたから、ゆいが出してくれたお茶を飲んだ。


「たいちゃんのこと好きになっちゃった??」


ぶふぅっっ!!!!



勢いよくわたしの口からお茶が吹き出てしまった。

急に言われて動揺してしまった…。


慌てて汚してしまった机や服を拭く。


「はははっ!!笑わせないでよ!!わっかりやすいな〜」


「も〜、なんでそうなるの。」


「えー?違うの?たいちゃんの話をする度に顔真っ赤にさせてたのに??」

「…。」

…由衣にはお見通しのようだった。