「とにかく、私がモテるとかないから!」 「だーかーらー、あるんだって!そうだ、今日沙夜華のこと気になってるっていってた男子とカラオケでもいこうよ!」 「あーごめん、今日もバイト」 「……ねえ、沙夜華、無理してない?」 由紀乃は私の事情も知っている。 だからこそ、恋して幸せになってほしいとか、遊びにいって楽しませたいとか、きっと思ってくれてる。 ありがとう、由紀乃。だから言わせて。 「大丈夫だよ。」