……だから、決めたんだ。 誰も信じない。 誰も頼らない。 涙も、傷みも、弱さも、本心も、誰にも見せない。 そうしたら、周りの“仲間”だの“約束”だの“助け合い”だの。そんな言葉がバカらしく思えた。 それから、感情さえも捨てた。 人の温もりも優しさも、何もいらない。 いっそのこと…。 いっそのこと、何も感じなくなってしまえばいい。 そう思っていた。 …思い続けていた。 ━━━━━━━━あなたに出逢うまでは。