ふらつく足取りで、その場を離れようとしたとき。





ガタンッ_





やってしまった。





すぐ後ろにあったゴミ箱を倒してしまい、ゴミが溢れてしまった。





しかし、今はそんなことに構ってられない。






「真凛っ…!」





バレた。





きっと、華乃ちゃんにもバレただろう。





「っ…!!」





急いで、その場から離れようとする。





あぁ、もう…






何故、涙というのは嫌なタイミングで流れ出すのだろう。






「おいっ!待て!…真凛っ!!」




嫌いってことにしなきゃいけない。





けれど、やっぱり、好きだよ_