翌日。






あの後、蒼空とショッピングへ行き、リフレッシュしたのだか、帰ってから再び泣いてしまい、そのまま寝た。






おかげで、目は真っ赤に腫れている。






「どうしよう…」







とりあえず、冷やそう。






冷凍庫から保冷剤を取り出し、目に当てる。





ついでに朝食の準備もしようかと思ったが、食欲が無く、作っても食べないだろうと思い、しなかった。







そうこうしているうちに、だいぶ腫れも収まった。




まあ、まだ誰が見ても、腫れていることは一目瞭然なのだけど。







にしても。






「気まずいよなぁ…」







今日はいつもより早く目が覚めて、おかげで、時間が余った。






裕翔と会わないように登校しよう。







「いない…よね…?」






ドアから顔だけ出して辺りを見回す。




幸い、誰も居ないようだ。







そーっと家を出て、いつもの通学路を歩く。