*裕翔said.*





「何で…」





なんとなく、様子がおかしかったのは気づいていた。




昼休みからだ。




なんとなく、元気がなかった。



いつもなら、授業中でも構わず話しかけてくるが、今日はそれもなかった。





かといって授業に集中しているわけでもなく、ずっと俯いていて、今にも泣きそうな表情であった。





俺、何かしたか…?





そう考えても、なんの心当たりもなかった。








そして、決定的だったのは、HR後であった。