母には学校へ行けない理由を話していた。

母も不登校を経験していたから、分かってくれると思った。

けれど母は厳しかった。

「明日は学校へ行きなさい。何日も休むと余計行けなくなる。」

そう言った。

抵抗する気力もなかった私は、

何も言わず自室に戻り、ベッドへダイブした。



誰も分かってくれない。

誰も助けてくれない。

私は独りだ。



そんな気持ちがグルグルと頭の中を占めていく。

その日は日中にも関わらず、

泣き疲れからかそのまま眠ってしまった。