「……消えるよ。」

「なんでまた俺の前から消えるんだよ…」

「ごめんね?でも、ユウトにはちゃんと生きてほしいんだよ!」

「俺も連れてけよ…」

「ダメ…ユウトは他の一緒に幸せになれる人を見つけて一生を幸せに過ごすんだよ!」

「お前は幸せになれないじゃないか!」

「私の人生は幸せに過ごせたよ。消えるのはやっぱり寂しいけど、でもユウトと過ごせてとっても幸せだったよ…」

「ミサは向こうでも幸せになれるよな?」

「うん、きっとね」

「なら、俺は前を向いて生きたらミサを心配させないよな?心配させるのは嫌だからな」

「そうだね!私がいなくなっても私を忘れてもいい。だけど幸せには絶対なるんだよ!」

「ああ、分かってるよ。」





すぅ…

「あっ、薄れかけてきちゃった…」

「ミサ!!!!俺は絶対にお前のこと忘れないぞ!ずっとお前のこと覚えておく!俺が死ぬまでずっと!!」

「うん…ありがとうユウト…そして、













さようなら」










その場に残ったのはユウトとミサのお守りだった。