たぶん、いやほぼ確実なんだけど…

このことをユウトに話したら私は消える。

そして、友達やサエの記憶からも消える。

私は存在自体なくなってしまう。いなかったことになると思う。

でも、たぶんこれが運命なんだよね…







────放課後

ふぅ……よし!

「ユウト…私全部分かったよ…繋がった。」

「実は俺もなんだよ。繋がった。」

「私はユウトの元カノ、ミサさんの……生まれ変わり…だよね?」

「やっぱりな。何回も考えないことにしてもミサに会うたびにそう思い始めた。」

「でね、ユウト…たぶん話し終わった私は…消える…だから、これを持ってて?」

「ッ!?これは……」

「それは、私たちが小さい頃にお揃いで買ってお守り代わりにしてたよね?」

「…ミサ……消えないよな?」