その日はなんだか複雑な心境で一日を過ごした。

未知さんって、あんなに明るくてかわいい人なのに、

旦那様に関しては結構ややこしいのね。

せっかく、夫婦で仲良くできるかと思ってたけど、あまり深入りはしない方がよさそう。

でも…。

それ以上に大きくなっていく白井さんの存在が、私にはどうしていいかわからなかった。

こんな気持ちは結婚してから初めてのことだし、どんな風に収めていいのか検討もつかない。

別に何が始まったわけでもないのに、心がざわついてる。

変わらないのは、私の家の中の生活だけ。

旦那も普段通りだし、子ども達も至って無邪気に私に接してくる。