「…それで、香音は何が言いたかったの?」




「あ、いや、あたしは凌が寝れない理由を聞きたくて…でも聞けたから!忘れて…」




もう…大丈夫です笑









あたしが今日眠れなかったのは…

神様がここに誘導してくれたから…?

なーんて笑









「…お前、もう寝る?」



「うん、眠くなってきた」






テラスでは眠かったはずなんだけど…

部屋に戻ったら眠気が覚めました笑







あたしと凌ってあんまり共通点ないのかなーとか思ってたけど



結構似てるところがあって


凌も…辛い過去があって…





凌は凌なりに苦労してるんだなーって




それに男らしいな…って



『俺が…守らなきゃ』



そんな言葉言われたいもんだ!!







改めて…


…凌が、大好きです。


















△凌side▽



























学校への集合は5:00


今は…4:00




まだ大丈夫









昨日の夜は……



なんかほんとの俺になった気がした



香音といるといつもほんとの自分になれた気がしてた



けど、それは俺自身の思い込みなんかじゃなかったんだ



今まで人の前では強がってた


もちろん、香音の前でも



でも、昨日話してみてわかった




俺らはよく…似てる


辛いこと、悲しいこと


色々経験してきた






だからこそ、似てるからこそ、


俺は香音を守りたい


本気で思った











あいつも父親を亡くしてるのになにかに悩むような顔はいっさい見せたことがなかった



俺のことを強いって言ってたけど


ほんとは…お前の方が強い







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今日はなんか早く起きれたから朝ごはんを作ることにした







俺は親の仕事とかでひとりでいることも少なくはなかったから


自分でご飯を作ったりしてた





だから、だいたいのものは作れるってわけ







ってことで、今日の朝ごはんは、カフェ風にワンプレートにまとめて、ちょっとオシャレっぽく…笑






ちょうどテーブルにならべおわったところに





「おはよう!………あ!え!うそ、ご飯!」





ほんとちょうどよく来たな笑

狙ったみたい笑






「俺だって飯は作れんだ」



「あたしより、上手い」



「まぁ、見た目はともかく食べよーぜ」




「見た目も良いし……んー!美味い!!」




その笑顔も…

ほんと、可愛い…とか思っちゃう








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長い電車で東京に到着した



班行動で俺ら4人は原宿に



もちろん、香音と柚菜の買い物に付き合ってる