それからもたくさん教えてもらった
「はぁ〜、眠くなっちゃった」
「もう、寝ようか。
さっき倒れた人は特に!」
「ちょっと!掘り下げないで!」
あー!恥ずかしさがぶり返してきた!
「顔真っ赤」
「え!」
……でもそりゃなるよね〜(汗)
初めて、凌の家で過ごした夜。
なんかすごく楽しかったなーーー
これからもこんな楽しいのが続きますように!!!
△凌side▽
俺って香音のこと、どう思ってるんだろう
友達?
親友?
……好きな………いやいや、それは……
自分の気持ちがわからない。
なんで香音の笑顔でドキンってしたんだろう
「…はぁ……」
頭冷やしてこよ。
俺は公園に行こうと家を出た
香音がまだ起きてると知らずに…
この公園、よく香音と来た公園
あるのはブランコと…ベンチ
ここに座っていつもテストの話とか学校の話とか恋愛の話とか…
恋愛の話って言えば、アイツって好きなヤツいんの?
いないでほしいなんて思う
…はぁ、バカみてー
なんで香音の恋愛の事まで思ってんの?
ただの友達なんだし関係ないはずだろ……
△香音side▽
夜遅くあたしはまだ起きていた
だって凌とふたりで暮らしてるんだもん!
ドキドキが止まらないよ…
勉強教えてもらったり…料理、美味しいって言ってくれた
それだけであたしはいっぱいいっぱい!
ガチャン
え?
玄関が開いた音
誰?
誰か入ってきたの?
ガチャン
あれ?閉まった音……?
ほんとに入ってきちゃったの!?
え……恐い…
ピー
この音は確か……鍵の音!
外から閉めた音!
じゃあ誰かが入ってきたってわけじゃないんだ!
安心した…
っでも…出ていったのは、凌?ってこと?だよね?