親からの了承……チェック!
あとはオーディション受けるだけだね!
凌との気まずさもなんとかして無くして、話せるようにして…それからオーディション受けられるようにしよう!!
【初めてのオーディション】
△香音said▽
修学旅行から帰って1日
今日こそ話さなきゃ
リビングに行くと、さすが凌。
もういました
「凌、おはよ」
「おはよう」
普通に返してくれたことが何より嬉しくて若干ニヤケ気味…笑
「昨日ね、お母さん達にスカウトの件とオーディションの件を話したら了承してもらったから受けに行こう!」
「いつだっけ」
「来週の週末」
この日で運命が決まるんだね
…ドキドキ
「俺やっぱりやめようかな〜」
「…え!なんでなんで!?」
驚いてるあたし
でもね、ほんとにやめるなんて思ってないよ?
だって…
「冗談だよ、ほんとお前はバカだな」
…冗談だって知ってたから
今まで色々気まずくなったりしてどうしよもなくなってきたけど
結局話せるように修復してくれるのは凌の方なんだ
昨日と違って普通な態度で話せることに嬉しくてまたニヤけてきちゃう…(汗)
こんな時凌はやっぱり…
「なにニヤついてんの?…キモいよ」
ほらね、すぐに気づいてあの悪そうな笑顔混じりな顔で言ってきてくれる
………もっと好きになっちゃうじゃん…
…諦めなきゃいけないのに…
「じゃあ、そろそろ試験会場行こ!」
今日は修学旅行から1日後
それプラス
漢検の日。
今まで勉強してきたから大丈夫かな??
「受かりそ?」
「うーん、たぶん!凌は?」
「俺も。少し自信アリ」
すごいなー、凌は
試験会場に行くまでの電車でもじっくりじっくり参考書とにらめっこ…笑
頑張ろ!
あたしには最近新しい夢ができた
それは…凌と同じ大学に行くこと
この漢検もそのため!
だから…頑張らないと……!
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試験終わり!
あたしちょっと自信ある!
どうか受かってますようにーーー!!!!
…受かってますようにっていえば!
もう少しで雑誌のオーディションもあるんだ!
頑張らないと!