「繭おはよー!」


「おはよ。梦乃はどうせ鏡の前で『華のJK』って思ってたんでしょ」

「な、何でそれを。」

「梦乃の考えてる事はすぐ分かるのよ」


そーいって微笑んだ繭。

繭とは幼稚園の頃から一緒。


幼馴染ってやつ!


奥原 繭(オクハラ マユ)は、私の幼馴染で親友で一番大切な存在。


私は一ノ瀬 梦乃(イチノセ ユメノ)平凡な女子高生で平凡な頭脳で平凡な女子高生なのだ。


「ついに私達も高校生かー。

そう言えば瑞樹も桜凛受かったんだよね?」


「うん!まぁー瑞樹は頭いいし。

どこでもいけるのにね家が近いってことで桜凛高校受けたなんて…」

少し怒る繭。

そんな姿も可愛い繭は中学生の時もものすごくモテてた。

いいなぁーそんなに可愛いなんて…


あ。瑞樹ってのはね、

佐藤 瑞樹(サトウ ミズキ)私たちのもう一人の幼馴染。


だけど頭が小さい頃からいいー!

のにあいつ一切勉強しないんだよね…


あ!話してたらいつの間にか学校についてた!


今日から3年間通う桜凛高校…