「せんせーが庇ってくれるのはちょっと意外だったね」

「だな。まあお陰で助かったよな? 先生も春日のことちゃんと見てくれてるってことだ」


廊下に出ると、杏ちゃんと基紀君がそう話す。


「松岡さんは、もしかして校長先生からお父さんに何か連絡がいくんじゃない? 大丈夫?」

「大丈夫よ。私は何も間違ったことはしていないから」


堀君と菜々ちゃんもそう話す。



私、皆に信じてもらえて嬉しかったけどーー




「ごめんなさいっ!」

私は皆の前で頭を下げた。